10月、AQL神奈川と前後してQuizinに1つの依頼が届いた。
「マンションの住民向けイベントで、クイズ大会を開いてほしい」という。
Quizinの出発点である「クイズ体験会」では、易しい問題をメンバーで用意し、3〇勝ち抜け、ローリングクイズ、アタック25の団体戦など、初めてボタンを触る人たちに楽しんでもらっていた。イントロコーナーを挟むのがお約束で、読み問題はイマイチ押せなくても、イントロで覚醒する人が必ず現れるのが見どころのひとつでもあった。
会場には、メンバーの所属する会社のオープンスペースを使っていたのだが、コロナ禍以降はリアル開催ができずにいた。オンラインで一度やってみたものの、リアルの満足度には及ばないな、という感想を持っていた。
そんな折、以前参加してくれた方が、ご自分が住んでいるマンション住民向けイベントのコンテンツに「デリバリー」を依頼してくれた、というわけである。
メンバーも増えて、サプライ側の戦力は向上したものの、リアル体験会の未経験者が増えたこと、古参メンバーにとっても開催間隔が空くことでオペレーションが風化してしまうのを防ぐためにも、久しぶりに一席ご披露いたしましょう、ということにあいなったのである。偉そうだな。
実は「デリバリークイズ体験会」は過去にも1度実績がある。
2018年9月、ある食品メーカーの労働組合のレクリエーションとして声をかけてもらい、同様のフォーマットで20名ほどの参加者にサービスしたところ、これが大盛り上がりで、「期待以上」の評価をいただいた。我々の「プレゼンター」「サプライヤー」としての活動で、大いに自信をつける機会となった。
この時の要領でやれば、それなりに満足していただけよう。
さて、やると決まれば仕込みである。
イベントでは毎回音響・映像・オペレーション担当のやまだメンバーがフル回転。というか彼がいないとイベントできません。いつもメンバー一同大感謝なわけです。ボタンは今回イナイダメンバーの私物を借りて搬入。名札や丸バツ札などの小道具は以前から使っていたものがまだ倉庫にあることを確認。
主催の方によると、参加者は400世帯あるマンションの住民で、小学生、中学生、大人それぞれ最大20人くらいずつじゃないかという見立て。コーナーとしては小学生を低学年、高学年に分け、中学生、大人という4ラウンド構成とし、最後に希望者を4組に分けたアタック団体戦をやろう、ということに。
とはいえ、実際に何人来るのか分からないとなかなか準備も難しいので、事前に申込を受け付けてもらうことにした。多ければそのレベルの問題が多く必要だし、少なければクラスを統合する必要も出てくるためである。
ところが、直前になっても事前申込者はわずかなもの。本当に開催できるのかな、という不安の中でも準備はせねばならない。
問題の方はそれぞれの参加者に合うものを過去の自サークル問から見繕い、地域である品川区関連問題を含め、特に小学生向け問題を分担して追加作成することとした。イントロ問題の方はイントロ担当しろやまメンバーが年齢帯を想定しつつ選曲する。
年末ということもあり、メンバーも本業で忙しく、問題最終チェックは当日まで行うというギリギリさであったが、小学校低学年向け80問、高学年向け80問、中学生向け80問、大人向け120問、イントロ50問、その他もろもろなんとか間に合った。
そして当日。AQLで作った揃いのTシャツを持って現場へと向かう。
定刻入りセッティング組は昼前に集合。やまだメンバーの下見のおかげもあり、諸々のセッティングはスムーズに進み、13:00前に受付を開始。低学年の子どもたちとパパさんママさんが続々と来場してくれた。寂しいスタートにならず、ホッ。
最初のコーナーは低学年向け。
数問のウォームアップの後、10名の参加者を2組に分け、2○1休で2人勝ち抜けのルールで本番。セットに1問程度はイントロを混ぜる、あまりに膠着しちゃった場合は○×問題を混ぜるなど、司会進行の松浦リーダーが塩梅を調整し、みんな楽しそうにボタンを押していた。おまけにスルーになると「観客席で分かる人?」と司会が振るもんだから、競って手を挙げる様子が愛らしくて仕方ない。個人的には、小さい子が押し負けた時の悔しがり方がめちゃくちゃ可愛くて大好きなのである。その悔しさを忘れられない子は成長するよね。
2組の勝ち抜け者4人で決勝。ルールは3○1休。あっさり優勝者が決まってしまったので、残った3人で次点を決めた。優勝者には主催者から立派な商品が授与された。
高学年も同様に10人で開始し、決勝には低学年の優勝者をクラスアップして参加してもらった。ところがこの子が強い強い。高学年クラスも連覇してしまったのである。思わぬ「2冠達成」に、Quizinのカンテラ(ジュニアユース)入りをオファーしたほど。(そんなものはありません)
事前エントリーが2名で、おまけに3年生は模試があるとのことで開催が危ぶまれた中学生コーナーも、時間が近づくと7人 が集まってくれた。
休憩をはさみ、一般コーナーを開始。大人向けのつもりであったが、小学生も中学生も「出たい!」という声が多く、出場制限なしの「オープン」ラウンドとなった。「問題が難しいかもしれないよ」と言っても押したい気持ちには勝てないよね。おじさんうれしいよ。
「2001年に策定された目標に変わって国連で採択され/」→「SDGs!」という我々もびっくりのポイントで中学生が正解したり、イントロを1音で小学生が答えたりなどの見どころが満載となったが、最後はさすがに大人の方が優勝し、マンションの「オーナーズスイート1泊」という豪華な商品を手にされた。
そしてエクストラタイムとして、参加希望者15人を4チームに分けてアタック25の団体戦を実施。大人より子どもが多くなってしまい、問題難易度とのマッチが微妙かな、と思ったが、それほどスルーもなく進行。未経験者ならではのパネルの取り方で、終盤に大接戦となってくれたのも面白かった。
優勝チームが決まったところで、イベントは終了。
子どもから大人まで、「楽しかった」という声が聞けて、サプライヤーとしても喜ばしい限り。主催の方からもご丁寧なお礼のメッセージをいただきました。来年もよろしくお願いしたい!とは、お世辞でもうれしい。
撤収後、ボタンをイナイダメンバー宅まで、問読みを担当していたわだメンバーと、正誤判定をしていたそんメンバーとくまだとで返却に行き、そのまま少々クイズタイムに。読んでいたら押したくなったらしいわだメンバーが、溌溂と躍動。曰く「左手で押してみたらすごいしっくりきた」だそうで。
ということで、Quizin2度目の「デリバリー体験会」は大成功で終了。来年は状況を見ながらリアル体験会を復活開催したいなと思っています。もちろん、デリバリーのご用命があれば、記事の右側にありますお問い合わせフォームからご遠慮なくご相談ください。
参加メンバー:
松浦(司会進行)
やまだ(音響・映像)
そん(正誤判定)
わだ・とえ(問読み)
しろま・くまだ(受付・進行補助)
「マンションの住民向けイベントで、クイズ大会を開いてほしい」という。
Quizinの出発点である「クイズ体験会」では、易しい問題をメンバーで用意し、3〇勝ち抜け、ローリングクイズ、アタック25の団体戦など、初めてボタンを触る人たちに楽しんでもらっていた。イントロコーナーを挟むのがお約束で、読み問題はイマイチ押せなくても、イントロで覚醒する人が必ず現れるのが見どころのひとつでもあった。
会場には、メンバーの所属する会社のオープンスペースを使っていたのだが、コロナ禍以降はリアル開催ができずにいた。オンラインで一度やってみたものの、リアルの満足度には及ばないな、という感想を持っていた。
そんな折、以前参加してくれた方が、ご自分が住んでいるマンション住民向けイベントのコンテンツに「デリバリー」を依頼してくれた、というわけである。
メンバーも増えて、サプライ側の戦力は向上したものの、リアル体験会の未経験者が増えたこと、古参メンバーにとっても開催間隔が空くことでオペレーションが風化してしまうのを防ぐためにも、久しぶりに一席ご披露いたしましょう、ということにあいなったのである。偉そうだな。
実は「デリバリークイズ体験会」は過去にも1度実績がある。
2018年9月、ある食品メーカーの労働組合のレクリエーションとして声をかけてもらい、同様のフォーマットで20名ほどの参加者にサービスしたところ、これが大盛り上がりで、「期待以上」の評価をいただいた。我々の「プレゼンター」「サプライヤー」としての活動で、大いに自信をつける機会となった。
この時の要領でやれば、それなりに満足していただけよう。
さて、やると決まれば仕込みである。
イベントでは毎回音響・映像・オペレーション担当のやまだメンバーがフル回転。というか彼がいないとイベントできません。いつもメンバー一同大感謝なわけです。ボタンは今回イナイダメンバーの私物を借りて搬入。名札や丸バツ札などの小道具は以前から使っていたものがまだ倉庫にあることを確認。
主催の方によると、参加者は400世帯あるマンションの住民で、小学生、中学生、大人それぞれ最大20人くらいずつじゃないかという見立て。コーナーとしては小学生を低学年、高学年に分け、中学生、大人という4ラウンド構成とし、最後に希望者を4組に分けたアタック団体戦をやろう、ということに。
とはいえ、実際に何人来るのか分からないとなかなか準備も難しいので、事前に申込を受け付けてもらうことにした。多ければそのレベルの問題が多く必要だし、少なければクラスを統合する必要も出てくるためである。
ところが、直前になっても事前申込者はわずかなもの。本当に開催できるのかな、という不安の中でも準備はせねばならない。
問題の方はそれぞれの参加者に合うものを過去の自サークル問から見繕い、地域である品川区関連問題を含め、特に小学生向け問題を分担して追加作成することとした。イントロ問題の方はイントロ担当しろやまメンバーが年齢帯を想定しつつ選曲する。
年末ということもあり、メンバーも本業で忙しく、問題最終チェックは当日まで行うというギリギリさであったが、小学校低学年向け80問、高学年向け80問、中学生向け80問、大人向け120問、イントロ50問、その他もろもろなんとか間に合った。
そして当日。AQLで作った揃いのTシャツを持って現場へと向かう。
定刻入りセッティング組は昼前に集合。やまだメンバーの下見のおかげもあり、諸々のセッティングはスムーズに進み、13:00前に受付を開始。低学年の子どもたちとパパさんママさんが続々と来場してくれた。寂しいスタートにならず、ホッ。
最初のコーナーは低学年向け。
数問のウォームアップの後、10名の参加者を2組に分け、2○1休で2人勝ち抜けのルールで本番。セットに1問程度はイントロを混ぜる、あまりに膠着しちゃった場合は○×問題を混ぜるなど、司会進行の松浦リーダーが塩梅を調整し、みんな楽しそうにボタンを押していた。おまけにスルーになると「観客席で分かる人?」と司会が振るもんだから、競って手を挙げる様子が愛らしくて仕方ない。個人的には、小さい子が押し負けた時の悔しがり方がめちゃくちゃ可愛くて大好きなのである。その悔しさを忘れられない子は成長するよね。
2組の勝ち抜け者4人で決勝。ルールは3○1休。あっさり優勝者が決まってしまったので、残った3人で次点を決めた。優勝者には主催者から立派な商品が授与された。
高学年も同様に10人で開始し、決勝には低学年の優勝者をクラスアップして参加してもらった。ところがこの子が強い強い。高学年クラスも連覇してしまったのである。思わぬ「2冠達成」に、Quizinのカンテラ(ジュニアユース)入りをオファーしたほど。(そんなものはありません)
事前エントリーが2名で、おまけに3年生は模試があるとのことで開催が危ぶまれた中学生コーナーも、時間が近づくと7人 が集まってくれた。
休憩をはさみ、一般コーナーを開始。大人向けのつもりであったが、小学生も中学生も「出たい!」という声が多く、出場制限なしの「オープン」ラウンドとなった。「問題が難しいかもしれないよ」と言っても押したい気持ちには勝てないよね。おじさんうれしいよ。
「2001年に策定された目標に変わって国連で採択され/」→「SDGs!」という我々もびっくりのポイントで中学生が正解したり、イントロを1音で小学生が答えたりなどの見どころが満載となったが、最後はさすがに大人の方が優勝し、マンションの「オーナーズスイート1泊」という豪華な商品を手にされた。
そしてエクストラタイムとして、参加希望者15人を4チームに分けてアタック25の団体戦を実施。大人より子どもが多くなってしまい、問題難易度とのマッチが微妙かな、と思ったが、それほどスルーもなく進行。未経験者ならではのパネルの取り方で、終盤に大接戦となってくれたのも面白かった。
優勝チームが決まったところで、イベントは終了。
子どもから大人まで、「楽しかった」という声が聞けて、サプライヤーとしても喜ばしい限り。主催の方からもご丁寧なお礼のメッセージをいただきました。来年もよろしくお願いしたい!とは、お世辞でもうれしい。
撤収後、ボタンをイナイダメンバー宅まで、問読みを担当していたわだメンバーと、正誤判定をしていたそんメンバーとくまだとで返却に行き、そのまま少々クイズタイムに。読んでいたら押したくなったらしいわだメンバーが、溌溂と躍動。曰く「左手で押してみたらすごいしっくりきた」だそうで。
ということで、Quizin2度目の「デリバリー体験会」は大成功で終了。来年は状況を見ながらリアル体験会を復活開催したいなと思っています。もちろん、デリバリーのご用命があれば、記事の右側にありますお問い合わせフォームからご遠慮なくご相談ください。
参加メンバー:
松浦(司会進行)
やまだ(音響・映像)
そん(正誤判定)
わだ・とえ(問読み)
しろま・くまだ(受付・進行補助)