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11月25日、いよいよAQL神奈川リーグ本番の日がやってきた。
一昨年、昨年と参戦し、Quizinの活動において最大の「目標」となった大会である。

「昨年+1勝」を目指して、訓練を重ねたメンバーたち。ウィークポイントである「クイ研勢」としてにしおかくんの参入もあり、13名フルメンバーでエントリーし、さらに枠のフォーメーションも複数パターン用意して、相手に合わせた布陣で臨むこととした。
問題の方は8月の「Quizin Invitational」の未使用問題がそれなりにあったので、新作を加えたもののかなり楽ができた。

ところが、今年は参戦するのが10チームとなったことで、5チームずつの2リーグに分け、リーグ内総当たり4試合+2チームずつが準決勝進出→決勝というフォーマットとなることが、本番1週前になってわかる。過去2年の9チーム総当たりを想定していたので、これに比べて試合数も出題機会も減少するということでガッカリ感が広がっていた。

そうは言っても試合は試合、当日になればみな気合が乗っていたようだ。
おさないメンバーが会場に一番乗りし「知らん人しかいません!」と叫んでいる。
他のメンバーはタクシーに相乗りするなどして10:00過ぎにはカルッツかわさきに集合した。昨年までの会場、サンピアンかわさきが閉館となったためにこちらになったのだが、新しい施設できれいである。

さすがに3年目ともなると、学生さんを除けば大体の人が顔見知りである。あっちで挨拶こっちで挨拶をしながら、Quizinのユニフォームを着用して戦闘モードに。今年はポロシャツも新調したのです。

さて、開会の挨拶の後に各チームから2名が出場する「リーグ決定戦」がはじまる。Quizinからはフレッシャーズオープン優勝で飛ぶ鳥を落とす勢いのなべメンバーと、不動のエースのマコトメンバーを選出。
早い問題が続いた後、「ハチの針は、これが変化したもの/」でマコトメンバーが点け、「産卵管です」と答えて初日。「生き問オープン」主催らしい正解で始動し、幸先が良い。
次いで「マーケットイン」も答えたところで3点持ちで終了。

勝利チームの得点順→敗北チームの得点順で選んだ結果、リーグ分けはこのように。
Aリーグ:
KQK・ぶんぶん・鯖押会・横国・なんたま
Bリーグ:
TEQ・新横浜コネクト・Pilots・パルティール・Quizin

昨年全国行きのKQK、ぶんぶんが同組に入り、その裏に回ったことで、我々には比較的くみしやすい組み合わせになったように思えた。

ここでいったん転換休憩。
さて、どこで腹ごしらえと燃料補給をするか。サンピアンには1Fにレストランがあって、昼からビールを飲めたのだが、カルッツにはない。ビールが間違いなく飲めそうという理由だけで、目の前の川崎競輪場に入ることにした。

もつ煮と生ビール、かつ丼みたいなものを頼んでテラス席で補給しながら、対戦相手が決まったことでフォーメーションを検討。事前の連絡では、第1試合が問読みのようなので、担当者だけが第1試合に戻れるようにすればいいね、と話していた。

だからといってこの発注量は異常である。(さらにカレーを追加していた)

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しかし、連絡Discordを見ると試合順が事前情報と変わっており、第1試合から出場することに。「みんな急いで戻って!」 今思えばこれが最初の誤算だった。

最初の対戦相手は新横浜コネクトで、出題はTEQ。
1問目、いきなり「不確定性原理」をそんメンバーが解答してスタート。理系の出題を理系の担当(しかも物理)が取るという幸先のよい出だし。その後もなべメンバーが快調に飛ばし、マコトメンバーもポイントを重ね、リードを保って進行。しかし、「有馬記念」をあつしメンバーがミス、「松井優征」をおさないメンバーがミスなどマズい誤答が重なる。なんとか挽回するが、両名がそれぞれ2回目の誤答をして2枠封鎖という苦境に。

特に「初回放送では具体的なレシピではなくバランスの良い食事/」でおさないメンバーが押して「え? シナモロールと安田顕のクッキング」 という宇宙誤答が発生したのがハイライト。

相手はミスをしない確実なプレイングをしてリーチ枠を増やしていく。それでもくじけずポイントを重ね、単枠リーチがかかる状態にまで追い上げるが、一歩届かず。39問目で200点到達を許した。最終的には以下の結果。
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2戦目はパルティール戦。出題は新横浜コネクト。
1戦目に4つの誤答をしたのが明らかにマズかったので、「誤答しないように行こう」と申し合わせる。
ところが1問目、「弟のあきおも漫画家として活躍/」でしろやまメンバーが押して「ちば・・・・・(飛んだ)・・・しげる」という記憶障害誤答からスタート。苦しい。
そこから着実に〇を積むが、「サンピエトロ大聖堂」を「ペテロ」とそんメンバーが答えて誤答。マコトメンバーが果敢にチャレンジをするも、問われているのが建物であるということで認められなかったり(それはそう)、「ジョルジャ・メローニ」を「モレーニ!」「モレーニ!」とくまだが音位転換誤答したりでダメダメ。終盤追い上げを見せたが200対90の力負け。封鎖は無かったものの今回も都合4×でジリ貧という展開であった。うーん。

3戦目は対TEQ、出題Pilots。
問題傾向的にも相手的にも勝ち切りたい1戦である。前2戦のことはいったん忘れて臨もう。
3問目に「ロン毛といえば髪の毛が長い状態を指していますが、ロンT/」で「袖!」とあずまメンバーが正解して、2年越しの初日を出す。よかった。
この試合は相手が誤答を恐れず飛び込んでくるスタイルで、早々に封鎖枠が出る。ここで安全運転に切り替えきれず、「一巻の終わり」を「お先真っ暗」ととえメンバーがミス、次の問題で「シカゴマラソン」を「ベルリンマラソン」とイナイダメンバーがミスしてしまう。その次の問題で「国連加盟国で唯一、赤と黒の2色からなる国旗を用いている国/」でイナイダメンバーが「アルバニア」と回答し見事なバウンスバックを見せるが、次の「黄熱病」をマコトメンバーがミス。次いで「オスカル」でとえメンバーがリカバリー、「マスターベッドルーム」をイナイダメンバーが「らしい」正答をする、など、中盤はこちらが主導権を握りつつ一進一退という展開。しかし「有効打突」を「一本」と誤答したマコトメンバーが2×目を喫し封鎖されてしまう。

その後も相手の誤答で封鎖は復活し、くまだ・おさない枠の6点を筆頭に、なべメンバーの連答などもあって2枠リーチまで到達するも、最後の3問を相手に3連取されて問題上限に。180vs144というスコアで3連敗となってしまった。

これで準決勝進出は目無しとなったが、あとは楽しめるだけ楽しもう、ということでリーグ最終戦に。お相手はPilots、出題はパルティールの組み合わせ。

「埼玉県の市で、名前にひらがなが含まれる2つの市とは、さいたま市とどこでしょう?」を「ふじみ野市」ととえメンバーが正解してスタート。いわゆるシーソーゲームの展開が続き、誤答もなく得点が積み重なる。
後半にさしかかり、「ちいちゃんのかげおくり」(なべ)、「ひこぼしライン」(あずま)、「神皇正統記」(マコト)の3連答でリーチをかける。相手も2×使える枠の単枠リーチ状態となり、緊迫した展開である。

ここで
「1976年にスウェーデン国王とシルビア王妃との結婚を祝う式/」
でしろやまメンバーが点けて 「ダンシング・クイーン」と不安そうに回答したがこれが見事正解。こちらは全枠リーチになった。
その後2問、相手のリーチ枠が連続で点けるも誤答で救われ、封鎖となったことで余裕が生まれた。

「主にヒグマが作る、食べきれなかった餌に土や枝葉などをかぶせたものを、その形がある和菓子に似て/」
をおさないメンバーが「土まんじゅう」と正答して勝利。本日初のWAとなった。

最後の5戦目はQuizinの出題。
パルティールvsTEQと新横浜コネクトvsPilotsの試合を同時進行。結果はパルティールとコネクトがそれぞれ200点到達勝ち、という結果であった。

開始時に、「Quizinの問題を楽しみにしていた」と言っていただき、とても嬉しかったです。にも関わらず、個人的には正誤判定で正答とすべきだったな~と後から思ったのが1問あり、これが悔やまれている。反省反省。

この結果、1勝3敗で終戦。横国大との順位決定戦に回ることとなった。
これは問題が「ジュニア共通」というやつなので、学生相手に我々に勝ち目はない、と思いつつ臨んだところ、補強メンバーにしおか君が本領発揮。「伊藤園」「平家物語」「燃え尽き症候群」などをポンポンポンと取ってくれた。「こういうゾーンなら」と自らの役割を果たして少しほっとした様子であった。
その健闘もむなしく、結果は200vs60で敗退。トータル順位は8位、という結果に終わった。

この後は「エキシビジョン」として出題チームを入れ替えての試合を3試合行ったが、正直あまり覚えていない。気が抜けてしまって、ほとんど集中できなかったというのが本当のところだろう。

準決勝、決勝を観戦して回は終了。
優勝のKQK、準優勝のぶんぶんクイズ会、全国行きおめでとうございます。

さて、我々は一路新橋の打ち上げ会場へ移動である。
昨年と同じ餃子屋さんを松浦リーダーが抑えてくれている。
いろんな餃子、料理を堪能してビールやら紹興酒やらを堪能。いや美味かった。
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打ち上げの席、今年は反省の話題が多かった。でも、参加した13人が1〇することができて、成長も感じられたよね。来年はリベンジの年となりそうである。

打ち上げの延長戦。クイズし足りない人はいつものイナイダ邸、歌いたい人はカラオケパブのようなお店に移動して、長い夜はいつまでも続きましたとさ。


押しと飲みの二刀流サークル、Quizinでも楽しめる大会を実施してくれたAQL、AQL神奈川の運営の皆さん、今年もありがとうございました!
ただ、2リーグ制のフォーマットは「総当たり」に比べて解答側でも出題側でも物足りなさを感じます。他のサークルも同様の意見の方が多かったようなので、ぜひご検討をお願いしたいところであります。と、最後にAQL班長としてひとこと添えて、今年のAQL参戦記を締めたいと思います。

さて、次回の集まりは忘年会だぞ!!