24年7月28日、コクヨの東京品川オフィスTheCampus内、ホール「CORE」にて、Quizin主催の招待制クイズ大会『Quizin Invitational vol.2』を実施した。その開催レポート②となります。開催レポート①はこちら。
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そして3Rはコース別。
1,2RのDPランキング上位の方から選択していただきます。
コースは早押しボード、タイムショック、4⚪︎1×、連答付き5⚪︎2×、音楽、タイムレース、エンチャン積み上げ早押しの7コース。昨年との違いは、2セットあった早押しボードを1セットに。ビジュアルボードを取りやめ。タイムショック、連答付き5〇2×、積み上げ早押しの導入。
昨年よりもサクサクと選択してもらい、割り振りは以下のようになった。
時間も押し気味なので、早速早押しボードから開始。
1問目
「野球解説者の福本豊の発言から広まったとされる、ボールがキャッチャーミットに届いて/」
でWiLL4さんが押し、
「着払い」を正解。単独か?と思いきや、ドアラさんも正解していた。
15問限定で、何問かスルーもあったが、結果的には
「油脂の乳化やタンパク質を分解する効果があるため洗浄剤として用いられる、ラテン語で「1.5」を意味する/」
を押して「セスキ」を正解したれふぇさんが、他の問題も3問正解して合計6点で単独トップ。5点のいそねことはさん、4点のWiLL4さん、齊藤喜徳さんが続いた。
続いてはタイムショック。
昨年、ビジュアルボードを担当したくまだが、あまりの正解率の低さに凹んだうえ、時間が読めるコースとして導入したコースである。
やまだメンバーが無茶ぶりに応じて番組を模したクロックを表示し、問題はトチリを恐れて事前にわだメンバーが収録しておく、という形を取った。
1番手の挑戦者は、1R,2Rともに1抜けで暫定トップのふろさん。
「今のウクライナの大統領、何スキー?」
→ゼレンスキー
「青騎士で知られる画家、何スキー?」
→カンディンスキー
「「みいつけた!」で「呼んだ?」と聞く人、何スキー?」
→オフロスキー
の「スキー3連荘」を見事にクリアし、9点フィニッシュ。さて、この点数が高いのか低いのか。
2番手のうみ。さんは6点、3番手の山上大喜さんは8点ときて、
5番手のHILLZさんは
「2択、3択、4択のうち〜 これって何択?」
→3択
「朝ドラ「虎に翼」。主題歌歌っているの誰?」
→米津玄師
「けんし けんじ げんし。アトムは?」
→原子
などを正解し、トップと並ぶ9点。
終わってみれば9点の2人が最高点で、山上さん、がみんさんの8点が同率3位、という結果であった。
音声の再生で何度かトラブってしまったが、そこはどうぞお許しください。
後から聞けば、挑戦した人はのきなみ楽しかったと言ってくれたし、「やってみたかった」というコメントもたくさんもらいました。
「番組より難し目」「でも本物ぽかった」とダイれふぇラジオでコメントしてもらったのは、まさに狙い通りの評価で、大変うれしゅうございました。
是非お聴きになってください。
続くセットは連答付き5〇2×。問題数は40問限定。
1問目、いきなり
「ワンピースカードでは、カードを使用する際にコストとして必要/」
で押したミズさんが、
「ドン!!」を正解。
続きは「必要/なカードの名前になっている、同作品で多用される特徴的な擬音は何でしょう?」という問題だったのだが、そこで押せるのはすごい。
「胎児が2人の妊娠において約10~15%の確率で起こると/」
→「バニシングツイン」(大森孝宏〇)
「語源はえんどう豆に由来し、日本語では「丸豆」ともいう、1つの果実の中に1つだけ実ったコーヒー豆の/」
→「ピーベリー」(しゃにむに〇)
「【二要素回答】通販サイトの「タマチャンショップ」で販売されている「タンパクオトメ」とは、【どんな人をターゲットにした/」
→「女性向けのプロテイン」(ゆっこ〇)
などのすごい正解もたくさん出たが、皆さんの実力が拮抗していたためか、連答および勝ち抜けは発生せず、4〇1×のしゃにむにさんがトップ、3〇1×の大森孝宏さんが2位、2〇1×のあらやさん、フウさんが同率3位、という結果になった。
次のセットは4〇1×。いわゆる「LOCK OUTルール」である。限定問題は40問。
昨年に続き、今年も「めったに出場できないので」と本家の問読みを担当されているno-dashさんがこのコースを選択してくれた。なお、昨年は見事に1抜けを決められたのだが、今回も
「鎧さん」
「女王」
「ベルギー」
と9問目までに3〇を積む強さを見せる。
これに焦ってしまったのか、
12問目で春日誠治さん、15問目でのびーさんが飛んでしまう。
そして21問目、
「養殖物はほとんどが病気に強いスサビノリに取って代わられ、野生個体群も絶滅の危機にある、東京の/」
をしっかり待って押したno-dashさんが「アサクサノリ!」を正解して1抜け。
2年連続の1抜けは圧巻としか言いようがない。
そのあとは
27問目「スネークケース」でにゃんほゃ、34問目「ショスタコーヴィチ」でつつみさんが4〇を積んで抜け、4〇のあがりは3名という結果であった。
3〇を積んでいた沓澤隆二さんが37問目で飛んでしまったのはもったいなかったですね。
そして次のセットは音楽問題。
昨年も大人気だったコースである。アツシメンバー渾身の問題を楽しみにしていた参加者が解答者に並ぶ。形式は音楽を流し、問題を読み上げてボードで答える形。問題数は15問。
1問目
「次の曲のサビで共通して歌われている”近くにいてほしい”恋人に伝える言葉をカナ7文字でお答えください。 」
🎵AM11:00(HY)
🎵時の流れに身を任せ (テレサ・テン)
→「だからおねがい」
からスタート。これは12人中4名が正解。
3問目
「まずこの曲をお聞きください。
🎵島育ち (田端義雄)
この曲は1962年に発売された田端義雄の”島育ち”という歌ですが、この曲で歌われている島とはどこでしょう?」
→奄美大島
これを正解したのはとよしまさんと小川由美子さんのおねえさまおふたり。さもありなん。
そして8問目
「次の2曲の高い方の”あー”のキーはどちらが高いでしょう? 曲名もしくは”同じ”でお答えください。
🎵あー夏休み(TUBE)
🎵大都会(クリスタルキング)」
の問題で、多くの方が「同じ」と正解する中、
かとうさんの「同じ(HiB)」という絶対音感ドヤの解答には会場も盛り上がった。
そして最後の2問はボーナス点が入るのだが、特に最終問題は3点の配点。アツシメンバーも「渾身の問題です」と前置きする。
「"次の3曲の歌い出しの共通点をお答えください。
🎵世界に一つだけの花(槇原敬之)
🎵祝福(YOASOBI)
🎵微笑がえし(キャンディーズ)」
なのだが、答えは分かりますか?
正解は「歌い出しがそのアーティストの他の楽曲名になっている」
で、これを5名の方が正解。
終わってみればCOZYさん、とよしまさんが11点で同率1位。続いてざもざもさん、けんみやさんが10点で同率3位、という結果となった。
しかしよく思いつきますね、と今年もみなさん感心しきりの問題群でした。
さて、次のセットは一気に趣が変わりタイムレース。
2段階制で、前半4:00は正解で1点、誤答で-1点。この時点で上位2名は勝ち抜けとなり、後半3:00は+2点/-2点となる。
「今年で創刊50周年を迎える/」
→『花とゆめ』(コーキ〇)
「艦艇同士の通信に使用される手旗信号で、「右手に持つ」
→赤(なりたか〇)
「今年(2024年)、37歳で就任したアイルランド最年少の首相/」
→ハリス(徳久倫康〇)
と、冒頭からタイムレースらしい早いスラッシュと正解が続いたが、前半の終了時点で
「アラスカ」「統合幕僚長」「フナクイムシ」を無×で正解した渡辺匠さんがトップで勝ち抜け。実はこれも2年連続の快挙である。
次点で並んだのはコーキさんとてっぺいさん。
1〇1×のサドンデスで決める。
「ビリーアイリッシュの『bad guy』のMV冒頭では彼女がこれを外すシーンが見られる、アライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型の歯列矯正システムは何で/」
でコーキさんが押し、残念ながら解答が時間内に出ず。
トビ残りでてっぺいさんが2抜けの扱いとなった。
後半は10名で、前半の点数を持ちこして再開。
「アロエ」「(藤原)南家」など、4問も正解した徳久倫康さんが追随を許さぬトップで3位扱い。次いでなりたかさんが4位扱いとなった。
タイムレース大好きの実力者えびさんは、この大会の問題には相性が良くないようで、今年も誤答がちで低位に沈んでしまわれた。残念。
そして最後の7セット目は「積み上げ早押し」。
エンチャンで、その問題に誤答が出ると、誤答の数だけ点数が積みあがる、というちょっと変わったルール。
例えば3人誤答が続いて4人目の人が正解すると、1問で4点が加算される、というもの。
1問目の
「フラワープリントとロゴが前面に大きくあしらわれたスウェットやTシャツは日本でも若い女性を中心に人/」
で押したすももさん、「Mardi」と答えたものの正確なブランド名でないため残念ながら×。
続きの「人/気を集めている、フランス語で「火曜日 水曜日」という意味の名前を持つ韓国発祥のアパレルブランドは何でしょう?」
まで聞いても押す人が出ずにスルーとなってしまう。
(正解は「Mardi Mercredi(マルディ・メクルディ))
しかし2問目の
「MVはオードリーの春日俊彰が当時住んでいた/」
でまたもすももさんが押し、今度は『よふかしのうた』を見事正解してリカバーした。
積み上げの効果が出たのは
「【答えは国名ではありません】雷(いかづち)部屋所属の力士・獅司(しし)の出身地である、かつてはコサックの拠点として知られ、現在はロシアによりヨーロッパ最大の原子力発電所が占拠されているウクライナの州はどこでしょう?//」
の問題で、ビビさんの誤答の後に押した市川尚志さんが「ザポリージャ」を正解して2点を獲得したのと、
「人気のカレーチェーン「CoCo壱番屋」のグランドメニューで「魚介類のカレー」//」
で鯖さんの誤答の後に「海の幸カレー」をくまこさんが正解して2点を獲得した2問だけ。
とはいえ誤答で減点はされないルールのため、チャレンジ解答もいくつか見られたのでゲームとしては成立したかな。
結果的には「正直太郎」「はっぱふみふみ」などを正解した鯖さんが3点でこのラウンドトップ。くまこさん、すももさん、市川尚志さん、がいるさん、ビビさんが2点ずつで、誤答数順で順位がつくというロースコアゲームとなった。
ここで3Rが終了。
決勝ラウンド進出は3R合計の上位8名。残る2名を敗者復活から追加するというのが今年のルール。
トップ20は以下の通り。
トップのふろさんは3Rとも1位通過で無敵の1位。2位の徳久さんと50点差だから、ほとんどレベチである。ついでno-dashさん、渡辺匠さん、大森孝宏さんというベテランの強者が並び、しゃにむにさんが続く。そしてイントロと音楽を無双したCOZYさんが7位に食い込むのもこのイベントらしい結果である。最後の1席に滑り込んだのは山上大喜さん。
千田恵一さん、原崇大さんはわずか5点差でとても惜しかった。続くれふぇさんもさらに5点差。実に接戦でありました。
実は、タイムマネジメントが今年の重要テーマだったのにも関わらず、この時点で1時間押しという事態。しかしここら辺まではギリギリ想定内で、二次会の時間を30分後ろに倒してなんとかすべてのプログラムを終わらせることとした。
今年の敗者復活は2段階で実施。
1段階目の全員参加の〇×で10人以下になったら壇上で早押し2〇2×を行う。2名が決勝に追加で参加である。
〇×の問題は松浦リーダーの力作。
1問目
「現在のアメリカ大統領バイデン。中国語の漢字表記では数字の百に点数の点、で、百点(baidian)と表される。」
→×
という問題から始まり、4問目で生存者が8名になる。
生き残ったタガミンさん、すももさん、いそねことはさん、齊藤喜徳さん、千田恵一さん、あらやさん、けーうぃんぐさん、トミタさんの8名で早押しラウンド開始。
「「トウキョウトッキョキョカキョク」という言葉の中にある、中国の官吏登用試/」
→「科挙」(けーうぃんぐ〇)
という気の抜けるような問題から始まり、
「【大意】「いよいよ明日がセンター試験本番ですよ!」で始まる/」
であらやさんが押して、
「今日がセンター試験だった!」
を見事に正解。伏線回収です。
1問スルーを挟んだ4問目、
「今年も6月16日に、給水所の他に「給スイカ所」を設けてロードレースを行った、千葉県で/」
でまたも押したのはあらやさん
「富里!」
これも正解であっという間の1抜け。あらやさん、ディフェンディングチャンピオンなのだが、実は昨年も敗者復活からの決勝進出という奇跡。そんな2年連続ありますか。
もうひとりは「ぴよりん」と「大田区」を答えたいそねことはさんが決勝に進出となった。
そしてついに決勝ラウンド。
ルールは20点スタートのアタックサバイバーである。限定問題は40問。
時間も押しているので一気に開始!
1問目
「地位や実力が自分よりも遥かに高/」
で徳久さんが突っ込むが誤答。
「高/い人物のことを、天気にまつわる言葉を用いて「何の上の存在」というでしょう?」
という問題でした。決勝に残った皆さんは雲上人でしょう、と思ったがそうでもなかったらしい。
「「鱗が生える前の鮎の稚魚」のことで、宮沢和史(みやざわ・かずふみ)の長男である俳/」
→氷魚(no-dash〇)
「「ザ・レジデンス」という、ファーストクラスよりさらにアッパーなクラスを擁する、アブダビに本/」
→エティハド航空(徳久倫康〇)
「アニメで「とほほ〜」「もうこりごり/」
→アイリスアウト(山上大喜〇)
と決勝らしい解答が続いた後は、一進一退の攻防。30問目までに全員が正答するという緊迫した戦いになった。
しかし35問目に
「京都大学付属天文台にある望遠鏡の/」
の問題を誤答したふろさんが最初の脱落者になってしまう。さらにしゃにむにさん、徳久さんが脱落した後、山上さんが3点、渡辺匠さんが2点、no-dashさん、大森孝宏さん、COZYさん、あらやさん、いそねことはさんが1点持ちの状況で、
「Jリーグでは2020年に清水エスパルスが川崎フロンターレに対しておこなったものが初と/」
というポイントで山上さんがボタンを点ける。
しばしの間があって
「ガード・オブ・オナー!」
正解!
ここで壇上に残ったのは3点の山上さんと1点の渡辺匠さんの2名のみとなったのだが、実はこれが40問目の問題。
問題の続きは
「初と/される、サッカーで既に優勝を決めたチームをホームに迎えるチームが、入場時に隊列を組んでその栄誉を称賛し敬意を表するセレモニーを英語で何というでしょう?」
ということで、実に実にウィニングアンサーにふさわしい解答で見事な勝利となったのでありました。
もちろん、最後の1問として狙って配置していた問題なんですけどね。
優勝した山上大喜さんに感想を伺うと、
「予選は3位、3位、3位と来て、ギリギリだったんですが、決勝の最後にずいぶん前に自作した問題が来てよかったです。かっこいいウィニング・アンサーで優勝する、というクイズ人生のひとつの目標を達成できました!」
ということでございました。やったね。
そして二次会は5分後から開始です。
100名規模というバブル時代並みの飲み会で、おじさん的にはとっても懐かしい空気を味わうことができ、最高に楽しかったです。
ご参加いただいたみなさん、今年のQuizin Invitational、お楽しみいただけたでしょうか。
また来年もできればと思っているので、どうぞお楽しみに。
「みんな呑んだらとっとと帰ってね~~~」
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大会アフタートークとして、Xのスペースで「Quizin invitational vol.2をゆるゆると振り返るトーク #Quizin2024」も行いました。こちらもあわせてお楽しみください。
▼当日の記録集はBOOTHで販売中!
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そして3Rはコース別。
1,2RのDPランキング上位の方から選択していただきます。
コースは早押しボード、タイムショック、4⚪︎1×、連答付き5⚪︎2×、音楽、タイムレース、エンチャン積み上げ早押しの7コース。昨年との違いは、2セットあった早押しボードを1セットに。ビジュアルボードを取りやめ。タイムショック、連答付き5〇2×、積み上げ早押しの導入。
昨年よりもサクサクと選択してもらい、割り振りは以下のようになった。
時間も押し気味なので、早速早押しボードから開始。
1問目
「野球解説者の福本豊の発言から広まったとされる、ボールがキャッチャーミットに届いて/」
でWiLL4さんが押し、
「着払い」を正解。単独か?と思いきや、ドアラさんも正解していた。
15問限定で、何問かスルーもあったが、結果的には
「油脂の乳化やタンパク質を分解する効果があるため洗浄剤として用いられる、ラテン語で「1.5」を意味する/」
を押して「セスキ」を正解したれふぇさんが、他の問題も3問正解して合計6点で単独トップ。5点のいそねことはさん、4点のWiLL4さん、齊藤喜徳さんが続いた。
続いてはタイムショック。
昨年、ビジュアルボードを担当したくまだが、あまりの正解率の低さに凹んだうえ、時間が読めるコースとして導入したコースである。
やまだメンバーが無茶ぶりに応じて番組を模したクロックを表示し、問題はトチリを恐れて事前にわだメンバーが収録しておく、という形を取った。
1番手の挑戦者は、1R,2Rともに1抜けで暫定トップのふろさん。
「今のウクライナの大統領、何スキー?」
→ゼレンスキー
「青騎士で知られる画家、何スキー?」
→カンディンスキー
「「みいつけた!」で「呼んだ?」と聞く人、何スキー?」
→オフロスキー
の「スキー3連荘」を見事にクリアし、9点フィニッシュ。さて、この点数が高いのか低いのか。
2番手のうみ。さんは6点、3番手の山上大喜さんは8点ときて、
5番手のHILLZさんは
「2択、3択、4択のうち〜 これって何択?」
→3択
「朝ドラ「虎に翼」。主題歌歌っているの誰?」
→米津玄師
「けんし けんじ げんし。アトムは?」
→原子
などを正解し、トップと並ぶ9点。
終わってみれば9点の2人が最高点で、山上さん、がみんさんの8点が同率3位、という結果であった。
音声の再生で何度かトラブってしまったが、そこはどうぞお許しください。
後から聞けば、挑戦した人はのきなみ楽しかったと言ってくれたし、「やってみたかった」というコメントもたくさんもらいました。
「番組より難し目」「でも本物ぽかった」とダイれふぇラジオでコメントしてもらったのは、まさに狙い通りの評価で、大変うれしゅうございました。
是非お聴きになってください。
続くセットは連答付き5〇2×。問題数は40問限定。
1問目、いきなり
「ワンピースカードでは、カードを使用する際にコストとして必要/」
で押したミズさんが、
「ドン!!」を正解。
続きは「必要/なカードの名前になっている、同作品で多用される特徴的な擬音は何でしょう?」という問題だったのだが、そこで押せるのはすごい。
「胎児が2人の妊娠において約10~15%の確率で起こると/」
→「バニシングツイン」(大森孝宏〇)
「語源はえんどう豆に由来し、日本語では「丸豆」ともいう、1つの果実の中に1つだけ実ったコーヒー豆の/」
→「ピーベリー」(しゃにむに〇)
「【二要素回答】通販サイトの「タマチャンショップ」で販売されている「タンパクオトメ」とは、【どんな人をターゲットにした/」
→「女性向けのプロテイン」(ゆっこ〇)
などのすごい正解もたくさん出たが、皆さんの実力が拮抗していたためか、連答および勝ち抜けは発生せず、4〇1×のしゃにむにさんがトップ、3〇1×の大森孝宏さんが2位、2〇1×のあらやさん、フウさんが同率3位、という結果になった。
次のセットは4〇1×。いわゆる「LOCK OUTルール」である。限定問題は40問。
昨年に続き、今年も「めったに出場できないので」と本家の問読みを担当されているno-dashさんがこのコースを選択してくれた。なお、昨年は見事に1抜けを決められたのだが、今回も
「鎧さん」
「女王」
「ベルギー」
と9問目までに3〇を積む強さを見せる。
これに焦ってしまったのか、
12問目で春日誠治さん、15問目でのびーさんが飛んでしまう。
そして21問目、
「養殖物はほとんどが病気に強いスサビノリに取って代わられ、野生個体群も絶滅の危機にある、東京の/」
をしっかり待って押したno-dashさんが「アサクサノリ!」を正解して1抜け。
2年連続の1抜けは圧巻としか言いようがない。
そのあとは
27問目「スネークケース」でにゃんほゃ、34問目「ショスタコーヴィチ」でつつみさんが4〇を積んで抜け、4〇のあがりは3名という結果であった。
3〇を積んでいた沓澤隆二さんが37問目で飛んでしまったのはもったいなかったですね。
そして次のセットは音楽問題。
昨年も大人気だったコースである。アツシメンバー渾身の問題を楽しみにしていた参加者が解答者に並ぶ。形式は音楽を流し、問題を読み上げてボードで答える形。問題数は15問。
1問目
「次の曲のサビで共通して歌われている”近くにいてほしい”恋人に伝える言葉をカナ7文字でお答えください。 」
🎵AM11:00(HY)
🎵時の流れに身を任せ (テレサ・テン)
→「だからおねがい」
からスタート。これは12人中4名が正解。
3問目
「まずこの曲をお聞きください。
🎵島育ち (田端義雄)
この曲は1962年に発売された田端義雄の”島育ち”という歌ですが、この曲で歌われている島とはどこでしょう?」
→奄美大島
これを正解したのはとよしまさんと小川由美子さんのおねえさまおふたり。さもありなん。
そして8問目
「次の2曲の高い方の”あー”のキーはどちらが高いでしょう? 曲名もしくは”同じ”でお答えください。
🎵あー夏休み(TUBE)
🎵大都会(クリスタルキング)」
の問題で、多くの方が「同じ」と正解する中、
かとうさんの「同じ(HiB)」という絶対音感ドヤの解答には会場も盛り上がった。
そして最後の2問はボーナス点が入るのだが、特に最終問題は3点の配点。アツシメンバーも「渾身の問題です」と前置きする。
「"次の3曲の歌い出しの共通点をお答えください。
🎵世界に一つだけの花(槇原敬之)
🎵祝福(YOASOBI)
🎵微笑がえし(キャンディーズ)」
なのだが、答えは分かりますか?
正解は「歌い出しがそのアーティストの他の楽曲名になっている」
で、これを5名の方が正解。
終わってみればCOZYさん、とよしまさんが11点で同率1位。続いてざもざもさん、けんみやさんが10点で同率3位、という結果となった。
しかしよく思いつきますね、と今年もみなさん感心しきりの問題群でした。
さて、次のセットは一気に趣が変わりタイムレース。
2段階制で、前半4:00は正解で1点、誤答で-1点。この時点で上位2名は勝ち抜けとなり、後半3:00は+2点/-2点となる。
「今年で創刊50周年を迎える/」
→『花とゆめ』(コーキ〇)
「艦艇同士の通信に使用される手旗信号で、「右手に持つ」
→赤(なりたか〇)
「今年(2024年)、37歳で就任したアイルランド最年少の首相/」
→ハリス(徳久倫康〇)
と、冒頭からタイムレースらしい早いスラッシュと正解が続いたが、前半の終了時点で
「アラスカ」「統合幕僚長」「フナクイムシ」を無×で正解した渡辺匠さんがトップで勝ち抜け。実はこれも2年連続の快挙である。
次点で並んだのはコーキさんとてっぺいさん。
1〇1×のサドンデスで決める。
「ビリーアイリッシュの『bad guy』のMV冒頭では彼女がこれを外すシーンが見られる、アライン・テクノロジー社が開発したマウスピース型の歯列矯正システムは何で/」
でコーキさんが押し、残念ながら解答が時間内に出ず。
トビ残りでてっぺいさんが2抜けの扱いとなった。
後半は10名で、前半の点数を持ちこして再開。
「アロエ」「(藤原)南家」など、4問も正解した徳久倫康さんが追随を許さぬトップで3位扱い。次いでなりたかさんが4位扱いとなった。
タイムレース大好きの実力者えびさんは、この大会の問題には相性が良くないようで、今年も誤答がちで低位に沈んでしまわれた。残念。
そして最後の7セット目は「積み上げ早押し」。
エンチャンで、その問題に誤答が出ると、誤答の数だけ点数が積みあがる、というちょっと変わったルール。
例えば3人誤答が続いて4人目の人が正解すると、1問で4点が加算される、というもの。
1問目の
「フラワープリントとロゴが前面に大きくあしらわれたスウェットやTシャツは日本でも若い女性を中心に人/」
で押したすももさん、「Mardi」と答えたものの正確なブランド名でないため残念ながら×。
続きの「人/気を集めている、フランス語で「火曜日 水曜日」という意味の名前を持つ韓国発祥のアパレルブランドは何でしょう?」
まで聞いても押す人が出ずにスルーとなってしまう。
(正解は「Mardi Mercredi(マルディ・メクルディ))
しかし2問目の
「MVはオードリーの春日俊彰が当時住んでいた/」
でまたもすももさんが押し、今度は『よふかしのうた』を見事正解してリカバーした。
積み上げの効果が出たのは
「【答えは国名ではありません】雷(いかづち)部屋所属の力士・獅司(しし)の出身地である、かつてはコサックの拠点として知られ、現在はロシアによりヨーロッパ最大の原子力発電所が占拠されているウクライナの州はどこでしょう?//」
の問題で、ビビさんの誤答の後に押した市川尚志さんが「ザポリージャ」を正解して2点を獲得したのと、
「人気のカレーチェーン「CoCo壱番屋」のグランドメニューで「魚介類のカレー」//」
で鯖さんの誤答の後に「海の幸カレー」をくまこさんが正解して2点を獲得した2問だけ。
とはいえ誤答で減点はされないルールのため、チャレンジ解答もいくつか見られたのでゲームとしては成立したかな。
結果的には「正直太郎」「はっぱふみふみ」などを正解した鯖さんが3点でこのラウンドトップ。くまこさん、すももさん、市川尚志さん、がいるさん、ビビさんが2点ずつで、誤答数順で順位がつくというロースコアゲームとなった。
ここで3Rが終了。
決勝ラウンド進出は3R合計の上位8名。残る2名を敗者復活から追加するというのが今年のルール。
トップ20は以下の通り。
トップのふろさんは3Rとも1位通過で無敵の1位。2位の徳久さんと50点差だから、ほとんどレベチである。ついでno-dashさん、渡辺匠さん、大森孝宏さんというベテランの強者が並び、しゃにむにさんが続く。そしてイントロと音楽を無双したCOZYさんが7位に食い込むのもこのイベントらしい結果である。最後の1席に滑り込んだのは山上大喜さん。
千田恵一さん、原崇大さんはわずか5点差でとても惜しかった。続くれふぇさんもさらに5点差。実に接戦でありました。
実は、タイムマネジメントが今年の重要テーマだったのにも関わらず、この時点で1時間押しという事態。しかしここら辺まではギリギリ想定内で、二次会の時間を30分後ろに倒してなんとかすべてのプログラムを終わらせることとした。
今年の敗者復活は2段階で実施。
1段階目の全員参加の〇×で10人以下になったら壇上で早押し2〇2×を行う。2名が決勝に追加で参加である。
〇×の問題は松浦リーダーの力作。
1問目
「現在のアメリカ大統領バイデン。中国語の漢字表記では数字の百に点数の点、で、百点(baidian)と表される。」
→×
という問題から始まり、4問目で生存者が8名になる。
生き残ったタガミンさん、すももさん、いそねことはさん、齊藤喜徳さん、千田恵一さん、あらやさん、けーうぃんぐさん、トミタさんの8名で早押しラウンド開始。
「「トウキョウトッキョキョカキョク」という言葉の中にある、中国の官吏登用試/」
→「科挙」(けーうぃんぐ〇)
という気の抜けるような問題から始まり、
「【大意】「いよいよ明日がセンター試験本番ですよ!」で始まる/」
であらやさんが押して、
「今日がセンター試験だった!」
を見事に正解。伏線回収です。
1問スルーを挟んだ4問目、
「今年も6月16日に、給水所の他に「給スイカ所」を設けてロードレースを行った、千葉県で/」
でまたも押したのはあらやさん
「富里!」
これも正解であっという間の1抜け。あらやさん、ディフェンディングチャンピオンなのだが、実は昨年も敗者復活からの決勝進出という奇跡。そんな2年連続ありますか。
もうひとりは「ぴよりん」と「大田区」を答えたいそねことはさんが決勝に進出となった。
そしてついに決勝ラウンド。
ルールは20点スタートのアタックサバイバーである。限定問題は40問。
時間も押しているので一気に開始!
1問目
「地位や実力が自分よりも遥かに高/」
で徳久さんが突っ込むが誤答。
「高/い人物のことを、天気にまつわる言葉を用いて「何の上の存在」というでしょう?」
という問題でした。決勝に残った皆さんは雲上人でしょう、と思ったがそうでもなかったらしい。
「「鱗が生える前の鮎の稚魚」のことで、宮沢和史(みやざわ・かずふみ)の長男である俳/」
→氷魚(no-dash〇)
「「ザ・レジデンス」という、ファーストクラスよりさらにアッパーなクラスを擁する、アブダビに本/」
→エティハド航空(徳久倫康〇)
「アニメで「とほほ〜」「もうこりごり/」
→アイリスアウト(山上大喜〇)
と決勝らしい解答が続いた後は、一進一退の攻防。30問目までに全員が正答するという緊迫した戦いになった。
しかし35問目に
「京都大学付属天文台にある望遠鏡の/」
の問題を誤答したふろさんが最初の脱落者になってしまう。さらにしゃにむにさん、徳久さんが脱落した後、山上さんが3点、渡辺匠さんが2点、no-dashさん、大森孝宏さん、COZYさん、あらやさん、いそねことはさんが1点持ちの状況で、
「Jリーグでは2020年に清水エスパルスが川崎フロンターレに対しておこなったものが初と/」
というポイントで山上さんがボタンを点ける。
しばしの間があって
「ガード・オブ・オナー!」
正解!
ここで壇上に残ったのは3点の山上さんと1点の渡辺匠さんの2名のみとなったのだが、実はこれが40問目の問題。
問題の続きは
「初と/される、サッカーで既に優勝を決めたチームをホームに迎えるチームが、入場時に隊列を組んでその栄誉を称賛し敬意を表するセレモニーを英語で何というでしょう?」
ということで、実に実にウィニングアンサーにふさわしい解答で見事な勝利となったのでありました。
もちろん、最後の1問として狙って配置していた問題なんですけどね。
優勝した山上大喜さんに感想を伺うと、
「予選は3位、3位、3位と来て、ギリギリだったんですが、決勝の最後にずいぶん前に自作した問題が来てよかったです。かっこいいウィニング・アンサーで優勝する、というクイズ人生のひとつの目標を達成できました!」
ということでございました。やったね。
そして二次会は5分後から開始です。
100名規模というバブル時代並みの飲み会で、おじさん的にはとっても懐かしい空気を味わうことができ、最高に楽しかったです。
ご参加いただいたみなさん、今年のQuizin Invitational、お楽しみいただけたでしょうか。
また来年もできればと思っているので、どうぞお楽しみに。
「みんな呑んだらとっとと帰ってね~~~」
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大会アフタートークとして、Xのスペースで「Quizin invitational vol.2をゆるゆると振り返るトーク #Quizin2024」も行いました。こちらもあわせてお楽しみください。
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